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子供に教えられたこと

久しぶりに再開します。

娘が小学一年生の頃のエピソ-ドです。

平成元年に生まれた長女は、一番最初の子ということもあり、それはそれは大切に育てました。

良いことと悪いことの区別がつくように、また、どんなことがあっても意地悪なことを言ったりしたりして、お友達の心を傷つけたり、ましてや暴力を受けてもやり返してはいけませんと、あたりまえだけど、正しいと思ったことを事あるごとに教えていました。

もちろん、ビデオやアニメも、アンパンまんとか、ム-ミンとか、良い者と悪者がはっきりしていて、悪いことをした者には、必ず罰がくだるか、バチがあたるか、もしくは、「私が悪かった。ごめんない。」と改心するか、といったパタ-ンのいかにも文部省推薦みたいな道徳の時間に出てくる本のようなスト-リ-のものばかり、厳選して与えていました。

ところが、ある日、長女が私にこう言ってきました。

「ママ、私は、世の中の意地悪な人は、わたしが、がまんしていればいつかは自分が意地悪だったことを反省してごめんなさいって言ってくれると思い、何をされても言われても、自分がした覚えのないことを先生に告げ口されて怒られたりしても、じっと我慢していたけれど、それは、まちがいです。中には、ごめんなさいって言える子もいるかもしれないけど、意地悪な人は、幼稚園のころからずっと四年間、意地悪なままでした。きっと、大人になっても意地悪は治らないと思います。

妹の○○ちゃんには、おとぎの国のようなビデオや本だけをみせるだけではなく、もっと現実的に、大人になってもず~っと意地悪なままの人もいることを、きちんと教えるべきです。そうしないと、○○ちゃんまで、心の準備が出来ていない分、苦しむことになると思います。

それを知っているのといないのとでは、心に受ける傷の大きさが違ってきます。」

と言われてしまいました。これを小一の娘に言われたのです。信じられない気持ちでした。そんな世の中を、嘆きながらも、護身術の意味で世の中に悪が存在することを子供に教えることは、ある意味、大切なことかもしれないと思いました。

そこで、姉に相談し、「ガラスの仮面」とか、「小公女セ-ラ」のアニメのビデオを借りてきて、世の中には、こんな風に人を罠に陥れたり、意地悪な言動をする人がいることを、教えたのでありました。

理想だけをかかげて子育てをしてきたことを後悔しました。長女には、かわいそうなことをしました。次女は、おかげさまで、おとぎの国だけでなく、現実の国の両方を学ぶことが出来ました。

光があれば、闇は必ず存在する。けれど、あなたは、闇の存在は知っていても、それを決して使ってはならない。どんなことがあっても、光の中で暮らしなさい。

これが、最終的に親として娘たちに伝えたいメッセ-ジとなりました。

                          ク-ミンでした。

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